用語/略語 |
英語表記 |
意味/解説 |
海外投融資 |
private-sector investment finance |
日本のODAの1つ。開発途上国において民間企業等が行う開発事業のうち、経済協力としての必要性は高いものの、リスクが高く収益性が低いために民間金融機関などが融資できないものを対象に、「出資」あるいは「融資」を行う。JICAによる有償資金協力の1つ(関連語:ODA、円借款) |
カウンターパート |
counterpart |
国際協力や国際的な共同作業などを行う場合の、現地における受け入れ担当者・機関 |
ガスタービンコンバインドサイクル発電(GTCC) |
gas turbine combined cycle |
ガス複合発電。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わた方式。最初に1,000℃超の高温でガスタービンを回し、次に残った熱で蒸気タービンを回す。一方、蒸気タービンを組み合わせず、ガスタービンだけの発電方式を「単純開放サイクル」と呼ぶ |
ガントリークレーン |
gantry crane |
埠頭の水際に設置される大きな門型構造の起重機(クレーン)で、船からコンテナを積み降すために使われる。両脚の下端に車輪があり、軌道上を移動できる |
カントリーリスク |
country risk |
貿易保険では「非常危険」。外国の政府や企業に投融資を行う場合、その国固有の事情により資金が回収不能となる危険性(リスク)。戦争・革命・テロ行為を含む内乱、輸入制限、為替取引制限、天災地変など、一企業だけでは対応が困難な危険(関連語:コマーシャルリスク) |
技術協力 |
technical cooperation |
日本のODAの1つ。技協(ぎきょう)。日本の技術、技能、知識などを、開発途上国へ無償で提供あるいは伝承すること。技術研修員の受け入れ、専門家の派遣、設計業務への支援などを含む |
キャニスター |
canister |
使用済み燃料貯蔵容器 |
キャパシタ |
capacitor |
蓄電器 |
キャリア |
carrier |
通信事業者 |
キルン |
kiln |
焼成窯。素材を焼き上げるための窯(かま) |
キャスク |
cask |
使用済み核燃料の輸送容器。キャニスターを収容する |
協力準備調査 |
preparatory survey |
JICAが実施する調査手法の1つで、無償資金協力、円借款などのEN、LAを実施する前にFSを含む調査を行うもの |
クラッカー |
cracker |
分解炉。化石原料を熱分解し有用な化学物質を得る装置。ナフサクラッカー、エタンクラッカーが代表的。ナフサクラッカーはナフサを分解してエチレン、プロピレン、ブタジエンなどを得る。エタンクラッカーはエタンを分解してエチレンを得る |
グラスルーツ |
grass-roots plant |
草の根を掘り敷地を整備することから始まることからを意味し、全くの更地に用地造成から建設を行うこと |
クラリフィケーション |
clarification |
入札において問題点を明確化すること(例:クラリフィケーション・ミーティング)。入札書類を提出した後、発注者側がその内容と企画条件との整合性を確認する作業を指すことが多い |
クリンカー |
clinker |
高熱により半融解状態に固まった鉱物性の物質。特にセメントの製造過程でできる塊状の物質で、これを粉砕してセメントをつくる |
グリーンフィールド |
green field |
原義は、緑色の草や木が茂り、未造成の状態にある土地。インフラ投資の世界では、新規開発案件を指す(対義語:ブラウンフィールド) |
クレジットライン |
credit line |
貸出限度額。取引の相手方に対して設定する信用与信枠 |
契約履行保証 |
performance bond |
請負契約や輸出契約を締結する際に提出する保証で、契約上の債務を受注者が忠実に履行することを発注者に保証するもの |
検収 |
acceptance |
コントラクターが契約で規定された諸役務を履行したことを顧客が確認の上、受領を承認する行為 |
ケーシングパイプ |
casing pipe |
石油・ガス井の掘削作業において、外圧から油井管を守るための外殻として地中(海底を含む)に埋設される鋼管 |
コーポレートファイナンス |
corporate finance |
企業の信用に基づく資金調達方法(関連語:プロファイ) |
航転型ガスタービン |
aero-derivative gas turbine |
航転の読みはこうてん。航空機用を転用した中小型のガスタービン。重構造型に比べて軽量小型で薄肉な構造を持ち、急速起動・急速停止、機敏な応答性などが特徴 |
コジェネレーション(コジェネまたはコージェネ) |
cogeneration |
熱電併給システム。発電と同時に排出蒸気を利用して給湯や空調などに有効利用するシステム |
コスト プラス フィー |
cost plus fee |
実費償還契約、実費精算契約 |
コストリインバース |
cost reimburse |
実費償還方式 |
コマーシャルプロポーザル |
commercial proposal |
見積書の一つ。役務範囲、オファー金額、支払条件、納期、保証項目、その他、の契約条件について提示する。営業提案書(対義語:テクニカル・プロポーザル) |
コマーシャルリスク |
commercial risk |
契約先の破産、債務不履行等、相手方の責めに帰すべき事柄により生ずる危険。信用危険=credit risk(関連語:カントリーリスク) |
コミッショニング |
commissioning |
建設後に行う試運転 |
コミットメントレター |
commitment letter |
貸手(銀行等)が借手に対し、融資の実行意思を表明する通知書類 |
コンサルタント |
consultant |
プロジェクトを推進しようとする顧客側に技術的な知識が不足する場合、代わってメーカー選定や工事履行のチェック、監督を行う専門家を指す |
コンセッション |
concession |
事業権、利権 |
コンセッション方式 |
concession |
高速道路、空港、上下水道など、料金徴収を伴う公共施設などについて、所有権を公的機関に残したまま、運営を特別目的会社として設立される民間事業者が行う事業形態のこと |
コンセッショネア |
concessionaire |
事業権の獲得者 |
コンソーシアム |
consortium |
国内外を問わず数社が共同連帯してプロジェクトに取組む方式。ジョイントベンチャーに比べ、異業種企業間で組成されるものを指すことが多い |
コンティンジェンシー |
contingency |
偶然性、不測の事態を意味する。プロジェクトの見積金額に計上される危険準備費の一種 |
コンデンセート |
condensate |
原意は凝縮液、凝縮物。天然ガスの採取・精製の過程で得られる常温・常圧で液体の炭化水素。一般的には超軽質油を指す |
コントラクター |
contractor |
プラント工事の請負者 |
コントラクト |
contract |
契約。法的強制が可能な合意(agreement)のことをいう。Agreementは本来合意全般を表すが、contractと同様の意味で使用されることが多い |
コンフィデンシャル |
confidential |
非開示、非公開 |
コンペティター |
competitor |
商談、入札などにおける競争相手 |